「一歩踏み出したことで、見える世界が変わりました。毎日ワクワクしてます。」
「ずっと医学部を目指していましたが、ある転機を経て、今は心理系の学部で絶賛勉強中です。」
屈託のない笑顔でこう話してくれたのは、現在大学1年生のとある女子大生。
今回は、大学1年次にして、自分が興味のあることに幅広く挑戦している彼女の、大学生活の実態に迫っていきます。
インタビュイー紹介
青木麻美(あおき あさみ)
1997年岡山県生まれ。金沢大学 人間社会学域 人文学類心理学コース1年(インタビュー当時)。高校2年次に、NPO法人CFF(シーエフエフ)が斡旋しているフィリピンでのハッピーキャンプ(現地の子供たちと共に過ごし、幸せを共有するボランティア)参加したことが、視野を広げて考えるきっかけになった。1年間の浪人時代を経て大学に入学後、CFFでスタッフとして活動しつつ、学内外のイベントに積極的に参加するなど、大学1年次より幅広く活動中。
「ノリと勢いで生きる」がモットー。
今回のインタビュー記事で深堀りしていくポイントは、主に以下の3点(①~③)です。
- もうすぐ大学生になる人
- 現役大学生の人
- 何か新しいことを始めたいけど、なかなか一歩踏み出せなくて悩んでいる人
少しでも上記の人たちの参考になったら、幸いです。
目次
① 一歩踏み出すきっかけになった海外ボランティア
でも、わたしは語学留学にはあまり興味を持てませんでした。
自分でいろいろ調べていくうちに、NPO法人CFFという団体が斡旋している海外ボランティアのプログラムを見つけたんです。面白そうだと思ったので、参加することを決めました!
高校では先生の授業を一方的に受けるばかりだったので、こうやって主体的に学ぶ場は、当時の自分にとっては本当に新鮮で、でもとても居心地が良かったです。
岡山県の田舎町ににいる限りはなかなか出会えないような人と出会ったり、見たことがなかった海外の環境や文化を目の当たりにして、自分の世界観がぐっと広がりました。
② 進路について悩んで自分と向き合った浪人時代
ずっと医者になりたいと思っていたので、現役の時は医学部を推薦受験していたのですが、浪人したときは心理系の学部を一般受験しました。
そこで「医者になりたい人ってこんなにいるんだ…」と目の当たりにしたと同時に、「じゃあ自分は医者として何がしたいんだろう?」とか「自分が埋もれてしまうのではないか?」ということを考えるようになりました。
両親にはずっと「医者になりたい」と言ってきたので、突然こんなことを打ち明けたら悪く思われるのではないかという不安もありましたが、そんな心配は無用でした。
「わたしは、あなたが医者になることを望んでいるわけではないの。
あなた自身がやりたいと思ったことをやって、生きてほしいと思っている。
自分の人生なんだから、周りの反応とか気にしなくていいのよ。」って。
自分が抱えていた違和感と真っ直ぐ向き合って、両親にも打ち明けたことで、医者になることを諦めるという前向きな選択をしたんだね。
そして、心理を勉強したいと思った理由は「自分が好きで得意なこと」を伸ばしたいと思ったからです。
確かに医者という職業への憧れは強かったけど、そこに至るまでの過程に全くワクワクしないし、やり抜く覚悟はないなと浪人生活を通して実感したんです。
憧ればかりが先行して、いろんなことを無理してやっていていたのかも。
特に、マイナスな気持ちを抱いていた人が前向きになっていく過程に寄り添っている時に、ある種の生きがいを感じます。
自分の特性的に向いていて、かつ自分が好きなことを極める方が、自分自身も幸せなんじゃないかなって今では思っています。
例えば、「大手企業に内定することで、周りから賞賛されたい」という世間体のみを気にした意思決定は、本当に安直。
高校生の時に、自分軸で意思決定をすることの大切さに気づいていた麻美ちゃんはすごいよ。
③ 自分がワクワクすることを追求したい!大学時代の今とこれから。
自分の行動範囲や知識や価値観を⑴「広げること」と⑵「深めること」の両方をできた1年だったと思います。
⑴ 広める~「自分の価値観を広げたい」~
自ら行動を起こしたことで、何かしらに打ち込んでいる活動的な大学生と出会うこともできて、日々刺激を受けています。
こう思うようになった原体験は、やっぱり高2の時に海外ボランティアに参加したことなんですよね。
参加を決意をしたことで、現地に行って、決してそれまでは知りえなかったことを知れたり、かけがえのない出会いがあったんです。
自分で動かない限り、知りえないことはたくさんあるということを体感してからは、積極的に行動できるようになりました。
大学生って比較的自由な時間が多いからこそ、多種多様な人、環境、モノに触れてみるとわくわくするかもね。
⑵ 深める~「一歩踏み出せなくて悩んでいる人の背中を後押ししたい」~
具体的には、高校の時にもお世話になったNPO法人CFFで、大1の6月からスタッフとして活動しています。
主に、支部のSNSを運用したり、プログラムの参加希望者に向けた説明会を運営しています。
その時に、わたしの経験談や言葉によってその子が前向きな気持ちになったり、ツアーへの参加を決めてくれる瞬間があって、それがすごく嬉しいですし、やりがいを感じています。
麻美ちゃんが今やっていることは全て、自分が「なりたい姿」や「在りたい姿」といった理想と結びついているんだね。
わたしの周りには、「海外に行ってみたい」とか「新しいことに挑戦したい」と思っているものの、勇気が出なかったり後回しにしてしまったりで、実際に行動に起こせていない人が多くいます。
何事においても言えることだと思うのですが、最初の一歩さえ踏み出せれば、その次の二歩目や三歩目って、想像以上にすんなり踏み出すことができます。
だからこそわたしは、みんなが一歩目を踏み出せるように背中を押してあげられる人になりたいと思っています。CFFのスタッフとしても、これから心理学を勉強していく身としても。
おわりに
「生きてる限り辛いことは苦しいことは避けられないと思うけど、目をそらすのではなくて、どうしたら幸せな方向へ進めるのかを考えて、行動できるようにな人になりたいです。」
これは、彼女が語ってくれた言葉の1つです。
海外ボランティア、浪人、進路の悩みなど、高校生の頃から様々な挑戦や葛藤を経てきた彼女が真っ直ぐに語る姿が、とても印象的でした。
- 大学生の早期から、自分の学部の分野のみに限ることなく、様々なフィールドに視野を向けて挑戦していること
- その過程で、社会の多様な在り方やしくみに触れて、自分がなりたい姿ややりたいことを模索していること
充実した大学生活を送るための彼女なりのコツは、上記の要素を満たすということなのであろうと感じました。
今後の彼女の行動に、乞うご期待です。
特に、大学生活にちょっぴり飽きてきた人、何かしら刺激や新鮮な学びの機会が欲しい人は、ぜひこちらを覗いてみてください。
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ともちん
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自分も似たような大学生へのインタビューメディアを運営していて、もしよかったら今度色々とお話ししてみたいなと思いました
ビジョン的なところなど話したいです。
同年代にこういう人がいてとっても嬉しいです!
やっちゃんさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
やっちゃんさんのブログ拝見させていただきました。自分のwillに素直に突き進んでいる学生の声に触れて、多くの刺激を受けました。
わたしのブログはインタビューに特化したものではないのですが、FIGURESのビジョン(「初めての方へ」の部分)を読んで共感する部分が多くありました。
偶然にも同学年ということもあり、ぜひお話させていただきたいです!