わたしが18卒として就活を始めたころ、「大手企業に内定すること=理想であり、誇らしいことである」と考えていて、大手や有名企業の選考対策のみ注力している人が周りにたくさんいました。
彼ら彼女らの姿を見て、わたしは不安や違和感を抱いていました。「理想の就活って、本当に大手企業に受かることだけなのかな?」ってずっと悶々としていました。
様々な選択肢を検討したうえで、就活を終えて今思うのは、「理想の就活のかたちはあくまで人それぞれ。ただ、満足できる結果で就活を終えるために、個々が考えるべき本質的なことっていくつかあるんじゃないかな?」ということ。
そこで、今回は「理想の就活ってどうあるべき?それを叶えるためにすべきことは何?」というテーマで、18卒の就活経験者と一緒に対談していきます。
目次
今回、一緒に対談してくれるはわたしの友人。
ともちんとは就活がきっかけで出会いました。よろしくお願いします!
19卒の方、これから就活を始める20・21卒の方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
導入 ―対談者2人の就活状況―
対談に入る前に、わたしたち2人の就活時期の概ねの行動状況をまとめてみました。一例としてご参照ください。
対談をいち早く見たい方は軽く読み流していただいても構いません。
ともちん
国立大文系学部。大3の8月まで体育会ボート部で活動。そのため、大3の6月~8月は、部活の合間を縫って細々とインターン選考やセミナーに参加。9月~1月で8社(長短含め)のインターンに参加。その間、選考(GDや面接など)対策や自己分析も進める。12月から本選考受け始める。志望企業を「業界」で絞らず、人材、IT、不動産、広告…etc幅広く受けていた。大4の4月にIT系のベンチャー企業の内定を獲得し、就活終了。
みずき
私立大文系学部。大2まではひたすらバイトと趣味を満喫しながら過ごす。大3の5月に就活開始。夏はとりあえずインターンに行こうと思い、選考受けつつ参加する。1番最初に参加したインターンが楽しくてハマる。選考を突破し、8月に1か月の長期インターンに参加。短期は4社参加。秋は企業接点創出するためにイベントに参加したり、自己分析に集中したり。11月末から本選考を受け始める。志望業界を絞ることなく、ITや人材系を中心に見ていた。大3の2月末に現内定先(システム関連のIT企業)から内定を得たのち、3月に就活終了。
2人の類似点と相違点について、ざっくりまとめると、以下のようになります。
- 早期(大3の3月・大4の4月)に内定獲得
- 選社軸(会社を選ぶための軸)として「業界」を絞ることなく、幅広く企業を見ていた
- 就活の結果(ファーストキャリアとして内定先を選択したこと)に、満足している
- ともちん…ガクチカあり(体育会部活動)からのスタート
- みずき …ガクチカなしからのスタート
でもそういう人でも、ちゃんと戦略立てたり対策していけば、満足な結果で終わることができると思う。
『大学生活前半で力を入れて取り組んだことが特に無い人でも、早期から戦略を立てて動けば乗り越えることができる』って話、もっと詳しく聞きたいわ。気になる人もきっと多いと思うし!
再掲、テーマはこちらです。
・就活を経験した立場として考える「理想の就活」とは?
・納得できる意思決定をするために、具体的に考えるべきこととは?
「理想の就活」とは、自分にとっての『納得解』を追求すること。
「理想の就活」の定義。
そして同時に「就活を成功させたい」「自分が納得できる結果で終えたい」ってことを強く思っているはず。
具体的な捉え方はもちろん個々によって異なると思うけど、『理想の就活』ということについてわたしたちが思うことを話していきたい。
今言ってくれたことは、さらに句読点の前で2つの要素に分けて捉えることができそうだね。
図示してみよう。
①仕事を通して「自己実現」できる選択肢であること。
日本人の平均寿命って近年ではおおよそ100歳前後って言われていて。だから60歳以降も働くことは当たり前になってきていると言える。
つまり、たいていの人は、新卒で23歳~60歳までの最低40年間、社会で働くことになる。
どうせなら同じ40年間、わくわく、楽しい、充実してるって思いながら、仕事して生きたいよね。
そう捉えることができていれば、「理想の就活=約40年間、自分がより生き生き働くためのスタートダッシュとなる手段や環境を見つけること」という発想になってくるね。
今後の40年間をどう生きるかというスケールで就活を考えていれば、就活の時点から真剣に考えるはず。
超ざっくり例えて言うと、大手や有名企業でこそ自分がやりたいことができるとかね。。
② 選んだ道を正解にしていく「覚悟」を持てていること。
でも、世の中に400万社以上ある企業を全部見ることなんてできないから、ベストな選択はできないと思ってる。
意思決定時点ではその選択が自分にとって100%正解なのかどうかは分からないからこそ、自分で決めた選択を正解にしていく覚悟が持てるような、よりベターな選択をしていくことが重要だね。
仮に、働いて行く中ですごく魅力に思う会社が出てきたとして、それでも自分はあの時の決断に後悔はしていないですって言えるくらいの納得感が大事だと思う。
自分が大切にしたい軸を洗い出す→いろんな選択肢(軸)を比較検討→選ばなかったら最も後悔しそうなものに決める という流れかな。最後は案外直感が大切だったりする。
ここまでで話した内容に関連するテーマで、以前記事を書いています。
☟ もうすこし具体を知りたい人は、こちらもぜひ読んでみてください。
「納得できる選択」をするために、心掛けるべき3つの基本事項。
ここまでで「納得感をもって決断する」ということについて述べてきました。
そのためにどんなことを大切にするべきかということについて、以下ではもう少し具体まで踏み込んだ話をしていきます。
- 「就活『対策』」をやめる
- 自己認識を深める
- ありのままの自分を受け容れる。
①「就活『対策』」をやめる
小手先っていうのは、例えば「この会社に受かるためには〇〇がアピールポイントになりそうだから、それに通ずる過去の自分の経験を探し出そう」という思考回路。
これこそ「会社に受かること」が第一目的になってしまっている例だと思う。
「面接でハキハキ話す」とか「GDの乗り越え方」とか出てくるじゃん。
そういうことが決してどうでもいいって言ってるわけではないけど、そんなことは二の次でいいよってこと。
さっき言ったことと重複するけど、「就活=幸せに生きる手段の1つとしての仕事を決めるための活動」って考えることが大切。
仕事を通しても幸せでありたいと思わない人っていないと思うから、今からその手段を探すためにアクション起こしていこうっていう能動的な思考になるはずだよね。
②自分自身と向き合って、自己認識を深める
就活用語で言うところの自己分析だね。「分析」ってなんだか型にはまったお堅いイメージがあるから、あえて「自己認識」って言うけどね。
具体的に考えてみるといいことは、3点あると思っている。
- 過去にどんな経験をしてきて、どんな自分が形成されているか(性格・価値観・向き不向きなど)
- 今自分は、どんな事象・環境下でモチベーションが上がるか
- 将来どんな人間になりたいか、どんな人間で在りたいか(抽象的でいい)
③ありのままの自分を受け容れる。嘘つかない。
でもそれって、単に自分がその企業に合うか合わないかという問題であって、自分が良い悪いの問題ではないんだよね。
だから、例えありのままの自分で挑んだ選考で落ちたとしても、落ち込むことではないと思う。
嘘をついたり、過度に見栄を張ることで、偽りの自分が評価されて内定もらえたとしても、入社してから相当苦しい思いをするんじゃないかな。
おわりに。
今回は、「理想の就職活動」について対談形式で話をさせていだだきました。
かなり抽象的な内容ではありましたが、就職活動を控えている人にとって認識しておくべき大切なマインドです。
「働くこと」ということは、自分の人生を充実させるための一手段。
こう捉えることができていれば、就職活動でも自然と能動的に動けます。能動的に動くことで、受け身になっている時よりと比べて、就活の選考の過程を少なからずたのしむことができますよ。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ともちん
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