就活で資格は必要?ないと不利?資格なしで内定獲得したわたしが徹底解説。


 
 
就職活動が本格化するにあたって、以下のような疑問や不安を抱いている人は、少なからずいるのではないでしょうか。
 
「就活では、何か資格を持っておいたほうが有利になるのではないか…?」
 
 
わたし自身も、就活開始手前まで一切資格を持っていませんでした。

そのため、「就活に備えてTOEICや簿記のような資格試験を受けておいた方がいいのだろうか…? でも今から勉強するのはだるいしなあ…」と頭悩ませていた時期がありました。
 
 

就活で資格が無くても、特に困らない。

結論から言います。就活のために今からわざわざ資格の勉強を始める必要はありません。
 
実際わたしは、就活開始後も資格の勉強は一切しませんでしたし、履歴書の資格記入欄には、「普通自動車運転免許」のみ書いていました。
それでも何なく書類選考や面接をクリアし、大学年の4月に希望の企業の内定を頂きました。
面接でも、「資格が無いこと」について触れられることは全くなかったです。
 
 
ただ、就活を終えた今思うのは、資格は無くても困らないけど、持っているに越したことはないということ。
すでに資格を持っている人は、面接でのPRの仕方や資格の内容次第では優位なアピールにもなりえます。
 
 
今回は、「就活の資格事情」に関して、以下2つのテーマに分けて綴っていきます。
 

  • 就活のためだけに資格取得する必要がない理由
  • 資格保持していることを選考でアピールする時のポイント
 
 

 
 

資格を持っているからといって選考で有利になるとは言えない。

資格の有無ではなく、「人となり」が評価される。

新卒採用においては、一般的な資格を持っていることが理由で選考での評価が上がることは、ほとんどありません。
 
企業の職種や業種に精通したスキルや専門知識の有無は、新卒採用でほとんど重視されないものです。
最も評価されるポイントとは、自社の価値観や風土に合うかどうかや、成長可能性です。
 
 

ともちん
面接官は、自己PRや学生時代頑張ったこと、志望動機に対する答えから、上記2点を見極めます。
就活生
なるほど。じゃあ今から焦って資格の勉強を始めるぐらいなら、今までやってきた活動にさらに専念したり、新たなことに挑戦してみることによって、自分が本気で頑張ったと言える経験を生み出すことこそが、より有意義だと言えるね。
 
 
 

入社後に資格試験の勉強機会を与えられる。

就活生
僕は金融に興味があるんだけど、FPや簿記の資格を持っておいたほうがいいのかな?
就職後に必要な専門知識をすでに持っていることで、評価が上がりそう。
ともちん
今から0から勉強して取得するまでもないと思う。
大概の企業では、入社後に資格の勉強をする機会が与えられるからね。
 
 
業務の内容に直結するような資格の勉強をする時間は、入社後に与えられることが大半です。
会社によっては、資格試験の勉強に必要な教材購入費や受験費を負担してくれるところも多いようですよ。
 
もちろん、すでに資格を保持していることで、志望業種や職種への熱意が高いことのアピールになります。
しかし、繰り返しになりますが、新卒採用で重視されるのは、専門知識の有無よりも、学生の”人となり”です。
 
資格保持していることのみをもって、面接通過率が高くなるとは言えないということです。
 
 

アピールの仕方次第で、資格を保持していることがガクチカの1つになる。

就活生
僕、学生時代に、簿記の勉強をかなり頑張ったんだ。
最難関の1級まで取ったんだけど、それでも面接で優位なアピールはできないのかな?
 
 
ここまでで、「資格を持っているからといって、面接での評価が上がるとは限らない」ということについて書きましたが、資格が全く無意味であるという意味では決してありません。
 
 
ともちん
面接でのアピールの仕方を工夫することで、「資格を持っていること」が自己PRやガクチカの1つとして有効なエピソードになります。
以下で説明していきますね。
 
 

資格取得の背景や熱意を説明できるように。

面接で資格を持っていることを優位にアピールするためには、「なぜ資格の勉強に取り組んだか」という”目的”や、どのように勉強に取り組んだかという”過程”の部分をしっかり説明できるようにする必要があります。

“目的”に関しては、「資格の勉強に取り組んだこと」が何らかの手段となっていればいいものの、それ自体が就活を有利にするための目的になってしまっているようでは評価が下がります。
 
 

就活生
え、どういうこと?
ともちん
「就活で有利になるだろうから」という目的だけで資格の勉強しましたって言うだけだと、面接での説得力が皆無ってこと。
ともちん
例えば、『異文化を目で見てみたいという想いを叶えるためにどうしても海外留学に行きたかった。そのためには英語を身につける必要があったので、必死にTOEICを勉強した。』
このPRの仕方なら、目的を叶える手段として資格勉強に打ち込んだことが説明されているので、OKだよ。
 
 
面接官が知りたいのは、学生時代に取り組んだことの概要ではなく、その動機や背景です。内容ではなく中身。これは資格以外のことをPRする人にとっても当てはまることです。
どうして自分が資格をとるに至ったのかという部分をしっかり説明できるように準備しておくことが大切です。
 
 
 
就活生
資格の勉強に取り組んだ”過程”の部分は、どのように説明したらいいの?
ともちん
「いかに努力したか」や「再現性のある取り組みかどうか」ということを具体的に伝えることが大切だよ。
 
前者に関して、資格の勉強って基本的には一人でやるから孤独だし、継続力や忍耐力を要するものだと思う。これらの力がエピソードから読み取れるように説明するといいよ。
ともちん
後者に関しては、資格取得に向けて全力で取り組む人は、その過程で困難にぶつかることがほとんど。
その時に、どのようにして課題を乗り越えていったのかということを具体的に説明できるようにしておくことが大切だよ。
 
 
問題解決能力は、社会に出て仕事をこなしていく上で欠かせない能力の1つと言えます。課題に対してどう向き合い、どうクリアしていったのかということを面接で伝えるようにしましょう。
 
エピソードを具体的に説明する方法に関して、こちらの記事でも実例を出しながら詳しく触れています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
 
 
関連記事就活で内定貰うために「特別な経験」は本当に必要?ガクチカを考える上で大切にすべきこと。
 

 
 

資格を持っていることによる、マイナスな評価を避ける。

就活生
わたし、TOEIC450点だった。毎日勉強したし本当に頑張ったから、面接でアピールしてもいいよね?
ともちん
450点はマズイかも…。頑張った気持ちは分かるけど、企業によっては、闇雲にアピールすることでマイナスな評価を下されてしまうこともあるからね
 
 
資格試験の内容や結果によっては、履歴書に書くことでマイナスな印象を与えてしまう場合があるため、何でもかんでも履歴書に書かないように注意する必要があります。
 
とりわけ注意すべきはTOEICの点数です。容認されるラインは何点かということは企業や業種によって異なります。
 
例えば英語が社内公用語の企業を受けるのに、TOEICの点数が500点程しか無ければ、たとえ自己PRやガクチカから垣間見える人となりが高評価であったとしても、落とされてしまう可能性が高くなります。
 
 

まとめ

今回は、就活において資格を持っていることが有利にはたらくのか否かというテーマについて、わたし自身の経験をも踏まえて書きました。参考にしていただけると嬉しいです。
 
 
「資格を持っていさえすれば、就活で有利になる」とは限りません。
今から焦って資格の勉強をするぐらいなら、そこにかかるお金や時間を他の取り組みに割く必要があるかどうかということを考え直してみてください。
 
自分が本当に勉強したい分野がある人や、過去に努力して資格を取得した人は、資格取得に至った過程のストーリーが、ガクチカや自己PRネタの1つになり得ます。
勉強するに至った背景や、取り組みの過程を、順序立てて説明できるようにしておきましょう。
 
 
他にも、わたしが就活を終えて感じたことや学んだことをたくさん綴っています。ぜひ読んでみて、参考にできそうな部分だけでも吸収してみてくださいね。

 
 
就職活動、応援しております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 

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ともちん

都内のベンチャー企業で働いている社会人1年目女子です。 就職活動・大学生活・人生哲学を中心に、書きたいことを書きたいままに綴る雑記ブログを運営中。 時に悩みながらも、自分らしく前進していく人生の過程すべてをコンテンツ化しています。

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