「服装自由」の意図とは?就活の私服選びのポイントと、女子におすすめコーデを徹底解説。


 
 
就活の説明会や面接の案内で「自由な服装で来てください」と言われると、一体どんな服装で行けばいいのが悩んでしまいますよね。

18卒就活生だったわたしも、企業の意図を深読みしようとして、私服面接のコーディネートに頭を悩ませていたことがありました。

今回は、就活に説明会や面接で着ていく私服を選ぶ際に気をつけるべきポイントを徹底的に説明していきます。
 

 

 

企業が「私服で構いません」と言う意図とは? 

01.  TPO・身だしなみをわきまえられるかどうか図るため

いくら服装自由といっても、あまりにも派手であったりカジュアルすぎる私服で臨むと、面接官が抱く印象は下がります。

「場をわきまえたふるまいができるか」ということは、社会人基礎力の1つとして就活時から求められるものです。
 
 

02.  就活生を気遣ってくれているため

ただでさえ面接は緊張するものです。その際に、普段着慣れていないスーツを着ることで、余計に肩に力が入ってしまいます。

ほとんどの企業が、就活生のありのままの飾らぬ姿を見極めたいと思っているはず。

それゆえ、私服を推奨しているということは、就活生がよりリラックスして面接に臨めるようにといった、企業の配慮ゆえとも言えます。
 
 

03.  就活生のファッションセンスを見極めるため

特にアパレル業界に多い傾向にあります。自社で働くにあたって、最低限のファッションセンスを有しているかどうかを見極める場として、面接で私服指定を設けています。

しかし正直、この[03.]の場合はほとんどないと言っても過言ではありません。大概、1もしくは2の目的と考えて良いといえます。

 

つまり、アパレル業界を志望する人以外は、自身のファッションセンスを売り込むためではなく、社会人としてのマナーやTPOを意識できている服装を選べばいいということです。

 
 

「服装自由」と「私服OK」は違う。表記の違いに注意。

もちろん受ける業界や企業によって異なりますが、企業が「服装自由」と言っているからといって、一概に「必ず私服で選考に行っても良い」とは言えません。選考の案内メールやHPを見て、表記の違いを理解しておくことが大切です。

わたしが経験したものでいうと、「企業の服装指定の表記」は以下の3通り(①〜③)ありました。
 
 

①「服装自由」

会社によりけりではありますが、この表記の場合はリクルートスーツを着ていけばまず間違ありません。

ちなみに、わたし自身が「服装自由」の表記の企業の説明会に参加した時は、スーツと私服の割合は半々ぐらいでした。

また、大手とベンチャーを比較した場合、大手企業はよりスーツがデフォルトな印象を抱きました。
 
 

②「服装自由(私服でも可)」

付け加えて「私服も可」と書いてあるということは、就活生がスーツか私服かで迷ってしまうことを避けるための表記であるということ。

つまり①の場合と比べると、企業側には「私服でも良い」ということをより前面的に押し出して伝えようという意図があるということ。

わたしは、前後にスーツ指定の面接があった場合はそのままスーツでの参加、何も予定がなければ自分がリラックスできる私服 といった具合に状況によって着分けていました。
 
 

③「私服で来てください」 /「服装自由(私服が望ましい)」

わざわざ「私服で」と条件が提示されているこの場合は、私服で行きましょう。

実際わたしは、「私服が望ましい」と表記されていた企業の面接にスーツで行った際に、「わざわざスーツ着てこなくても良かったのに」と面接官にツッコまれたことがあります。

その面接は合格したため、服装指定に反したことが選考に影響はしませんでしたが、このような表記がある場合は私服で行くのが望ましいと言えます。
 
 

服装のみを見て加点されることは、考え難い。

先述の通り、アパレル業界でない限りは、例え私服のセンスや外見が良かったからといって、面接の合格点として加点されることはまずないと言っても過言ではありません。

企業が一番見ているのは外見ではなく、面接で話す内容や話すそぶりといった「人となり・内面」の部分です。
 

したがって、服装においてとにかく気をつけるべきことは、”減点”されないようにすることです。

TPOや基本的な身だしなみを意識しつつ、自分が最もリラックスできる服で臨むと良いですよ。

 

 減点されうるポイント(これを克服すれば服装は問題なし!)
 
・服のしわ・よれはNG

・リュックやジーパンといったカジュアルすぎる服装はNG

・過度な露出のある服はNG(例:スカートは膝下丈が無難)
 

 
 

【就活女子必見】実際に受かった面接で着ていった私服を紹介。

実際の就活の面接でわたしが来ていた私服をざっくり紹介します。

文章で説明するのは伝わりにくいので、写真を使っていきます。参考になりそうな部分があれば、ぜひ取り入れてみてくださいね。
 
 

写真上:7部丈の薄手のニット(春、初夏に愛用/GUで購入)
写真下:ニット(秋、冬、春に愛用)

襟付きシャツ(ブラウス)、無地シャツ、ニットなどが無難でおすすめです。
 
 

写真上: 膝下丈スカート
写真下: ストレッチパンツ(無地/UNIQLOで購入)

基本的には、無地のものを選ぶようにしていました。
面接時に座るとどうしてもシワができやすいため、シワになりにくい素材を選ぶことをおすすめします。例えば、綿はすぐにシワがつきやすいので避けた方がいいですよ。
 
 

靴(パンプス)


写真: earth music&ecology (アース ミュージック&エコロジー)で買ったパンプス

オフィスカジュアルといえば、基本的にはパンプスです。
スニーカーやハイヒール(ヒールの高さが7㎝以上)は避けましょう。

色は、黒,ベージュ,オフホワイト,ブラウン,グレー…あたりの目立ちすぎないものが無難です。上下と合わせやすい色のものを選びましょう。

就活は歩きでの移動が多いです。普段からヒールを履いている人は問題ないですが、ヒール慣れしていない人はヒールの低いものを選ぶことをおすすめします。
 
 

カバン

写真:手提げカバン(ベージュ・A4サイズ収容可)

リクルートバッグは、基本的にオフィスカジュアルの服装にはそぐわないものです。

ブランドものでなくてもいいので、黒、ベージュ、グレー、紺色あたりでシンプルなデザインのものを選ぶことをおすすめします。

就活の移動は、何かと荷物が多いものです。
履歴書や会社のパンフレット、メモをとるためのノートやバインダー、ポーチ、ベットボトル等が充分に入る容量のものを選ぶと、荷物の持ち運びに困らなくてすみますよ。
 
 

【男女共通】就活の私服選びで意識したポイントまとめ。

ここまでで写真や図解を使って女子向け私服コーデの説明をしてきましたが、男女ともに意識すべき基本的なポイントは同じです。
 
 
まず、着まわししやすいかどうかが大切です。

就活では、交通費やカフェ代など、思わぬところでの出費がかさむもの。ましてや私服指定があった場合、用意するのに余計にお金がかかってしまいます。

少しでも節約するためにも、着まわしの利くものを選びましょう。
(わたしは基本的には、写真の上下2着ずつを着まわして、4通りのパターンで勝負していました。)

 

そしてとにかく、シンプルな装飾・色のものを選びましょう。
着まわしやすさの追求にも繋がりますし、TPOを遵守した印象のいい私服姿を意識することにも繋がるといえます。
 
 

おわりに  

「服装自由」,「私服OK」の表記に惑わされてしまう就活生はきっと多いですよね。

もちろん企業や業界にもよりますが、選考に受かるための見極め要素の中でも、”服装”は付随的なポイントでしかありません。最も大切なのは中身です。
 
 
基本的なマナーやTPOを守ったうえで、自分が最もリラックスできる服を着て、面接に臨んでいってくださいね。
納得のいく就活、応援しております。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
 

他にも、リアルな就活生目線での就活記事を執筆しています。
ぜひ覗いていってみてくださいね。
 
 

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ともちん

都内のベンチャー企業で働いている社会人1年目女子です。 就職活動・大学生活・人生哲学を中心に、書きたいことを書きたいままに綴る雑記ブログを運営中。 時に悩みながらも、自分らしく前進していく人生の過程すべてをコンテンツ化しています。

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